第1回 夏の紫外線対策について

今回は、夏に向けての紫外線対策についてです。

紫外線は、皮膚に炎症をおこしたり、癌を誘発したり、光老化の原因になったり悪者のように言われていますが、骨を丈夫にするために欠かせないビタミンDを活性化したり、殺菌作用があったり、身体には必要なものなのです。ただし、紫外線の浴びすぎは肌の光老化の原因になりますのであまり嬉しいものではありません。特に春から夏にかけては急に紫外線の量が増えますので、紫外線対策が必要になるのです。

地上に届く紫外線には波長の長いA波、波長の短いB波があり、紫外線防御には両方の波長をブロックすることが必要です。皆様のお持ちの日焼け止めにはSPFとPAという表示があると思いますが、それぞれB波A波の防御指数を表します。つまり数字の大きい、+の数が多いほうが防御力が高いわけです。

数値が高ければよいのでしょうか?答えはノー。数値が高いほど、皮膚が乾燥したり、肌トラブルをおこしやすくなります。季節や日常生活の状況に応じて、使い分けることが大切なのです。また、塗ってからの時間だけでなく汗や摩擦によっても効果が半減しますので、炎天下ではこまめに塗りなおすことも必要です。

次に紫外線防御について、誤解されやすい点をご紹介します。

1・室内にいれば、紫外線防御は必要ない?
紫外線B波はガラスを通りませんが、A波は通過します。室内だからといって安心は禁物です。ファンデーションやパウダーで防御しましょう。

2.曇りの日や雨の日は紫外線防御は必要ない?
曇りや雨の日でも50から80%の紫外線が降り注いでいます。

3・つば広の帽子をかぶれば、紫外線は防御できる?
アスファルトやコンクリート、土や砂、雪は紫外線を反射します。上からの防御だけではなく、下からの防御も忘れずに。

4・夏でもさわやかな白の長袖上着は欠かさないので安心?
長袖はよいのですが、薄手の白い衣類はUVカット率が低い場合が多いです。紫外線カット率は、白より黒、薄手より厚手のほうが高い。薄手のものを羽織る場合は、日焼け止めを忘れずに!

5・夏の外出には、黒いサングラスを欠かしません。
紫外線から目を守るには、サングラスはよいのですが、あまり黒すぎると瞳孔が開き、より目のダメージが増加します。あまり濃すぎない色で、UVカット率(表示されているものが好ましい)の高いものを選びましょう。

紫外線ワンポイント

サンスクリーン剤(日焼け止め)の選び方
真夏の日常はSPF30PA++程度、野外活動時はSPF50PA+++が必要。肌のダメージを少なくするには、下地に弱い日焼け止めをつけた上から強いものを重ねづけするのが阿部流お薦めメソッドです。

紫外線を浴びる季節には、光老化対策として外からだけではなく内側からのケアも欠かせません。特にビタミンCやB群はこまめに多めに補給しましょう。

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